残念ですが今年10月8日で閉館が決定していますのでお見逃しのないよう。
開催中の至宝展では東西の珠玉のコレクションが観られます。
なかでもゴッホの「ルーラン夫妻」がそろって登場するのは必見、モネの「睡蓮」、ミレーの「洋梨」、ドガの「腕を組んだバレーの踊り子」、ルノワール、セザンヌ、英一蝶の「涅槃図」、歌麿などなど...
江戸時代の画家、英一蝶の「涅槃図」は、あまりの大きさと状態がよくなかったことからボストン美術館でも1度しか展示したことがなく今回170年ぶりの大修復を経て里帰りを果たした名画ですので必見です。
今回は絵画の収集に世界中を歩き回ったコレクターや、寄贈、寄付によりボストン美術館を支えてきたボストニアたちにも脚光が当てられていてとても興味深いものでした。
コレクターのスポルディングはセザンヌの「卓上の果物と水差し」をこよなく愛し、読書の傍ら目に留まるところに飾っていたとか...
人の好みはさまざまです...。
わたしは、モネの移ろいゆく光をとらえた線ではない点が重なり合う抽象的な淡い色調がとても好き。
今回は「ルーアン大聖堂」に魅了されました。
彼の目に映る大聖堂が実際どんな建物だったのかとても気になりNet検索してみました。
近くで観ると何が描かれているのか全くわからないのに少し離れ目を凝らして見ると大聖堂だとわかります。
ホーマーやホッパーのエッチングの力強い黒、真逆のモネの淡い色調、まるでわたしのお洋服のtypeだわ(^_-)-☆
兎にも角にもとても素晴らしい展示内容でした。
興味がある方は是非♬